昨日、粗大ゴミの処理が大変というブログを書きました。
そして、エコのためにも、お財布のためにも、家具付きのアパート・マンションを普及すべきではないかと書きました。
引っ越しをすると、多かれ少なかれ家具を購入しなくてはならないと思います。
前より広い物件に引っ越したら家具を買い足さないといけないし、同じくらいのサイズだと新たな物件の間取りに上手く組み込めないことも多いものです。
上の写真は前回住んでいたアパートです。最寄りは吉祥寺駅でしたが、少々駅から離れていたため家賃が低めで2Kの間取りで40㎡でした。
このアパートから今の台東区に引っ越したときに、写真に映っている家具はすべて処分しました(except for 持ち去られてしまった回転式ハンガーラック・昨日のブログ参照)。
今のマンションは30㎡の1Kなので、家具が全く入りきらなかった。
また、カーテンなどは基本的に毎回買い換えるものではないでしょうか。窓の大きさや天井の高さは物件ごとに異なります。しかし、カーテンは1万円くらいはします。光漏れしてもいいなら使えるかもしれませんが、ぴったりサイズは厳しいかも。窓の大きさが同じ物件を選ぶなら別ですが、そこよりプライオラタイズしたい条件があるはずです。
そういう雑費も含めると日本での引っ越し費用は相当高額なものになります。
引っ越しには家賃の5ヶ月分が必要とか言われますが、家具やインテリアにこだわるならば、さらに高額になります。
海外(欧米)では、家具付きのアパート・マンションが主流です。
「Furnished」か「Unfurnished」は、まず絶対にフィルターをかける項目である国が多い。
引っ越し費用や家具の購入費が抑えられることが家具付き物件のメリットですが、日本では家具付きだと家賃が高額になる場合が多く、あまりお得感がありません。
欧米では家具付き物件が主流であるため、仕事やライフスタイルに応じて、適した場所に頻繁に引っ越しすることができます。
日本みたいに、引っ越し業者に依頼するだけで十数万、時にはそれ以上もかかりませんし、礼金もないし、敷金(デポジット)は契約違反しなければほとんど完全に戻ってきます。
家具付き物件が主流になったら、転居のハードルが低くなるため、転職・異動の際にはオフィスの近くや便利な路線沿いに引っ越しができます。
別の地域にある大学に進学する際には、大学の入学金や授業料のほか、すべての家具を一気に買いそろえなければならないため、進学費用が非常に高額となってしまいます。この問題も家具付き物件が普及することで、経済的負担が少なくなるのではないでしょうか。
わたしは、上京後、その時々のライフスタイルに合わせて、4つのアパート・マンションに住みました。
大学生のときは大学の近くに住んでいましたし、社会人になってからは通勤がしやすい地域に住んだり(台東区)、フリーランスの間は家にいる時間が多かったので広めの部屋の家賃が安い地域に住んだりしていました(吉祥寺)。
毎回、引っ越しではかなりのお金がかかりました。しかし、お金は取り戻すことができても、時間は取り戻すことができない。時間よりも大切なものはそうそうない。だから、毎回ライフスタイルに合わせて利便性の良い物件に引っ越ししました。
だから家具付き物件が主流であったら、非常に節約できたはずだと思います。
そして、欧米では一戸建てや広めのマンションに複数人で住むルームシェア、シェアハウスも多いです。
今気づきましたが「ルームシェア」も「シェアハウス」も和製英語ですね。ルームをシェアしたら、一人分の領土は2畳くらいでしょうか? シェアハウスは英語では逆でhouse shareです。
それはともかく、ルームシェアの場合は家具付きであるのみならず、皿や調理器具、ヘアドライヤー、インターネット環境、水道光熱費なども込みである場合も多いため、さらに身軽に引っ越しができます。
海外には、それぞれの部屋にバスルームが付いている場合も多いため、シェアするのはリビングとキッチン、玄関や廊下部分だけ。バスルームとはユニットバスのようなものを指す場合が多いです。
単身世帯だと料理をしなかったり、リビングルームが不要だったりするので、特に不便はないのではないでしょうか。
ルームシェアは、協調性があるとされている日本人にこそ向いているのではないかと思ったりもします。
一方で、日本人は個人主義だとも言われます。
中華料理はシェアして食べますが、日本食でシェアする料理はあまりありませんね。何があるかな。思いつかない。
一人分がそれぞれお盆にのせられて配膳される料理がほとんどだし、ラーメン屋に複数人で行っても一人分のミニサイズの餃子をを各々が注文したりする。
日本人は個人主義かつ協調性があるという矛盾しているようにも思える国民性を持っているからなのかもしれません。それか「個人主義>協調性」という不等号が成り立つ民族なのかも。どちらかなあ。
コメント
ブログ拝見しました。私は、今大家業を東京と埼玉の県境付近で、2棟営んで居ます。合計10部屋で全て単身世帯用です。家具付きではありません。というのも、家具は個々人の趣味が違うからです。但しエアコンは標準装備です。私に限ると今の仕様で経営進めると思います。因みにアメリカ、ドイツはベットのみ標準装備でした。ロンドンは確かに家具付きでした。ブログ興味深く、拝見しました。御健やかにお過ごし下さいませ。いつも、りなさん応援しております。