17時に仕事が終わっても文句の多いイギリス人

昨日は15年来のペンパルに会いました。ペンパルとは文通相手ですね。
彼女とは中学2年生くらいから文通していました。

ロンドンに旅行したときに1度会っていて、今回会うのは2回目です。
彼女と最初合流し、その後、彼女の同僚・友人のディナーに合流しました。

イギリス人から価値観や考え方、ライフスタイルについて話を聞くのは非常に興味深いです。

仕事を5時とか6時とかに終えて、その後、パブやバーで飲んでいます。
夕方はパブの前の道は、ビールを片手に持った人々で溢れかえっています。

10時や11時まで残業したり、7時にあがれて嬉しがっていたりする日本人からしたら、あり得ない日常ですね。

カフェも5時や6時に閉まります。
これにはびっくりしたので、イギリス人に「カフェが閉まった後はどこでPC作業するのか」と聞いたら、その後はパソコンは開かない、と。そうか、そういう考えなのか。

しかし、イギリス人がハッピーライフをエンジョイしているかというとそうでもないらしいです。

彼らの話を聞いているとcomplainが多い。
給料が少ないだとか、物価が高いだとか、企業で働きたくないだとか、政治がよろしくないとか——。

だからといって、例えば給料を上げるために残業をする、という考え方はないようです。
労働条件についてもマネージャーと交渉したりもするようです。日本はほとんど交渉しないですから、このあたりも異なりますね。

今日会った女の子のひとりは、フランスはイギリスより労働条件がいいと言っていました。
日本と比べるとイギリスははるかに労働条件が良いと思うのですが、どこと比べるか、どこを基準とするかで「良い」も「悪い」も定義が異なるようです。

日本の労働条件は悪いと思いますが、日本より悪い地域からしてみれば天国かもしれません。
しかし、7時に仕事を終えて飲み始める文化の国が存在していることを、もっと日本の人々、日本の企業は知るのは良いことかもしれません。

コメント

  1. ブログ興味深く拝見しました。日本は相変わらず毎日残業ですかね!私は50歳手前で、持病もあり、その様な生活から決別しました。それから早くも10年、一時期、本気でタイ移住考え、毎月バンコクに行きました。しかし持病が悪化し、移住を諦め、今に至っております。日本の状況はあまり変化なしですね。イギリスのパブ文化が日本に根付くことはなさそうですね。興味深いブログありがとうございました。ロンドン生活堪能くださいませ。