イギリスに来てから日本にいるときと比べて爆速でコミュニティが広がっている

イギリスに移住してから20日が経ちました。ものすごく元気にしています。

そして、20日しか経っていないというのに、かなり知り合いができました。日本人も、イギリス人も。
すでに去年1年東京でプライベートで知り合った人数を上回っています(数えてはいない)。

まず、趣味つながり(テニス)。
練習会に誘ってもらったり、テニスクラブの入会方法を教えてもらったり、本当に親切にしていただいています。

それから、数少ないイギリス人の知人友人の方々にもお世話になっています。
イギリスの生活について分からないことを教えてくれます(たとえば、ラジエーターの使い方)。

昨日は、日本人の方々6名とお食事してきました。内5人が初顔合わせでした。
稲門会に参加したときに名刺を交換した方にお誘いいただきました。

わたしは完全に名刺を持参するのを忘れていましたが、いただいた名刺は日本の名立たる企業の方々で、全員がロンドン駐在の才英の方々です。赤い門のある大学出身の方も。

ただの「ライター」の肩書きしかない名刺は忘れてきてよかった、よかった。

非常に興味深い話をお聞きすることができました。今まで海外駐在の方とお話をした回数は数えるほど。
海外でキャリアを重ねている方のお話は、日本では滅多に聞けません。日本でサラリーマンしている方とは話す内容が違います。考え方や経験もかなり違いますね。

渡英前は、正直、イギリスに来てまで日本人のコミュニティに入らなくてもいいと思っていましたが、思った以上にロンドンの日本人コミュニティは濃厚です。こんなコミュニティは東京でも滅多にありません。

わたしが東京で所属していたコミュニティで唯一類似のものがあるとしたら、東京鶴丸会です。
わたしの母校は鶴丸高校という鹿児島の高校なのですが、この高校の同窓会が日本各地、とくに東京で盛んに活動しています。

地元が同じかつ高校が同じという同胞が東京という「異国」の地に集うため、非常に濃いコミュニティが構築されているのだと感じます。

まさに、ロンドンという異国で日本人が集うコミュニティが濃厚になるのと同じですね。

ただ、鶴丸会とロンドンの日本人コミュニティで異なるのはオープンさです。

鶴丸会では、高校が同じ人だけが集うクローズドなコミュニティでした。
卒業生以外は知人友人はもちろん、配偶者の方でも「立ち入り禁止」です。

しかし、ロンドンの日本人コミュニティではバックグラウンドが異なる様々な人と交流できます。
今回は、きっかけは稲門会つながりだったといえど、早稲田大学出身者だけの交流ではありません。
テニスという共通点でも、様々な日本人の方と知り合えています。

ただ、ひとつ思うのは、わたしが早稲田卒じゃなかったら、テニスが趣味ではなかったら、果たしてこれらの日本人コミュニティに入れたかどうか…というところ。

同窓会活動が活発ではない大学の出身だったり、趣味が映画鑑賞とかお菓子作りとかだったら、コミュニティは広がりにくかったのではないか。

たぶん、イギリス人とは知り合えたと思いますが、日本人コミュニティは難しかったのではないかと思います。日本食レストランでバイトでもすれば別かもしれないけれど。

しかし、そうは言いつつ、日本人が集まれば日本語で話します。あたりまえですが。
そして、このコミュニティには日本語が話せない人は入りにくいと思われます。

そういう意味で、海外の日本人コミュニティもクローズドです。

英語しかわからない人がいる場合、日本人の我々が英語を話すという選択肢はありますが、英語で話す場合と日本語で話す場合では、おそらく話す内容が多かれ少なかれ異なります。語学力という問題もありますが、それぞれの言語において「出力」の範囲や程度が異なるという理由もあります。

日本語では絶対言えないことを英語では言えたりするし、その逆もまた然り。
また、わたしは英語を話すときと日本語を話すときでは、少々パーソナリティが変わります。

まあ、何にせよ、コミュニティは多かれ少なかれクローズドなもので縛りがあるという性質があると思います。そして、コミュニティを広げたい場合、他者と共通点となるものを保持しておく必要があるのかもしれません。

コメント

  1. ロンドンでの日本人会は世界的に見ても大きいですね。滞英中、日本人学校の父母会がありました。参加した記憶あります。また大学時代の同輩や先輩とロンドンで食事会をしてました。ドイツ駐在時やアメリカ留学時はその様な集まり、あまり無かったので、ロンドンの日本人がいかに多いか、わかりますね。りなさんは沢山頼りになる方があり、宜しいですね。ブログありがとうございました。