なぜ電圧やプラグを世界で統一しないのだろう

グローバル化が謳われて久しいですが、パスポートだったり、国家という概念だったり、そういうものがグローバル化を抑制していると思います。

イギリスに来てから、イギリス人がよく使っているアプリをダウンロードしようとしたとき、日本版のApp Storeに存在していないことがあります。現在、3つ日本版AppStoreではダウンロードできないアプリがあります。

だから、イギリスのAppleアカウントを作成しようか思案中。でも、スマホを2つ持ち歩くのも面倒くさい。はああ。

あとは、Kindleも、日本のAmazonと米国Amazonで取り扱っている本が違っており、アカウントも別なので、iPadが1つしかないと、アカウントを切り替えたり、本のダウンロードをしなおしたりと面倒です。

これは、国によって法律や税制が異なるからでしょう。

国籍が日本であることはデメリットが少なめですが、国籍によって行動が制限される場合もあります。例えば、自由に旅行ができないような国ですね。日本人は海外旅行で、それほどビザは必要ではありませんが、毎回旅行のためにビザを取らないといけない国籍の人もいます。国籍だけで差別される場合もあります。

あとは、電圧。日本の電圧は100Vで、イギリスは220〜240Vです。そのため、日本の電化製品はイギリスでは使用できず、逆もまた然りです。なぜ、世界で電圧を統一しないのか、不思議でなりません。

あとは、プラグの形とか。なぜ世界で統一しないのだろう。プラグの形が地域ごとに異なるため、わざわざ変換プラグを使ったり、販売地域ごとに製品をローカライズしないといけなかったり。無用なエネルギーがかかっています。

わたしのイギリスのコンセントまわりはこんな感じです。イギリスのプラグは大きくて充電器とかの持ち運びも不便。

少し前に、以下のようなツイートをしましたが、そもそも、Apple社がこのようなアイテムを販売しないといけない状況の方が不可解ですね。

あとは、単位。

イギリスでは、基本はメートル法が使われます。しかし、なぜか身長はヤード・ポンド法です。なので、163cmでは通じず、5’4フィートとか言わなくてはなりません。

あと、距離はマイルで表示されます。Googleマップも、イギリスの地図を表示しているときはマイルで、日本の地図を表示しているときはメートルで表示します。

服や靴のサイズも、UKサイズ、ユーロサイズ、USサイズ——と異なっているため、本当に紛らわしい。なぜ統一しないのでしょうか。

度量衡の統一は、ひとつの組織がまとまるために、必要不可欠だと思うのですが。

グローバル化、グローバル化、と連呼されているけれど、本当の意味でのグローバル化はまだまだ先だなと思います。

コメント

  1. ブログ拝見。そうですね。私も他国行く時に変換プラグ持参する手間があります。この点はなかなか問題解決されませんね。イギリスのプラグは特殊な形状ですね。私が生きている間に変われば良いのですが?りなさんご不便あり、大変ですね。お察しします。ブログ興味深く拝見しました。名文家のりなさん、いつも応援しております。ありがとうございました。