もうすぐヒトが死ななくなる時代が来る

先日のブログで、原始時代か大航海時代直後くらいに生まれたかったと書きましたが、一方で、現代も捨てがたいと思っています。

21世紀はサイエンスの時代です。こんなに科学が指数関数的に発展している時代に生きることができて、本当に幸運だと思います。

まあ、欲を言えば、2020年くらいに生まれたかったですが。たぶん、そのうち再生医学とか生物工学とかの発達により、生物は死ななくなるか、「死」の定義が変わると思うんですよね。

できれば、中年や老年で死ななくなるよりも、若いときに死ななくなりたかったな、なんて思ったりします。これも、アンチエイジングの技術により、解消されるかもしれませんが。

まあ、このあたりは倫理的な問題も絡んでくるので、いろいろ難しそうですが、理論上は自分のクローンを作成して、臓器を入れ替えることによって、体を常に若く健康体にしておけば、永遠の命を手に入れられます。

まあ、脳細胞を入れ替えてしまったら、記憶が継承されないというデメリットがあるので、そうなったら、果たして「その人間のアイデンティティは?」という問題にも直面しますが。

このような考察を科学者がまとめた本として、以下が面白かったです。

なので、不死になる時代に生まれたかったかもしれないけれど、ミレニアム世代に生まれたことは、それはそれで恩恵だと思います。Z世代の人と話していると、やはり感性がそれなりに異なっているように感じます。

まあ、一言にミレニアム世代、Z世代、と言っても、どの国に生まれるか、どんな教育を受けるか、で全く違う感性や価値観が発達すると思いますが。

今、物理学史に関する本を読んでいるのですが、アリストテレス→コペルニクス→ガリレオ→ニュートン→アインシュタイン——と、こういう天才たちによってパラダイムシフトが起こったんですよね。

でも、アインシュタイン以降は、わたしの現在の知識では追えません。がっつり勉強しないと、しっかりと理解ができないと思います。

わたしは高校では生物・化学の選択だったので、マクスウェル方程式とかで、もう無理。

ジェームズ・マクスウェル(1831–1879)

マクスウェルは1831年生まれで、1879年に亡くなっています。アインシュタインの「奇跡の年」が1905年なので、アインシュタイン以前、19世紀後半当時の最新科学で精一杯。というか、しっかり理解できていない気がする。

現代は、大学教育に多くの人がアクセスできるようになり、天才が天才として能力を発揮できるようになり、科学は非常に細分化されすぎていて、同じ科学者でも異なる分野であったら、世紀的な発見でさえ認識できないほどになっています。素晴らしく、興味深い時代です。

マクスウェルもニュートンもダーウィンもイギリス人ですね。ファラデー、クリック、あとは近年ではホーキングも。

イギリスというサイエンスを追究するにおいて、非常に素晴らしい国に住んでいるので、もっと勉強の機会を増やしたいと思います。

コメント

  1. 不老不死は昔から、人類の夢ですが、りなさんの御指摘の様に脳移植の問題があり、実現は難しいと思います。キリスト教徒はafter lifeを信じてますが、その存在はまだ証明されていません。私は私の祖先は僧侶で自分を守っていると感じています。そう思える事象が過去何度かありました。ただ人生は自己実現のためにある。現世で自分らしく生きる事に注力するのが重要だと思います。興味深いブログ拝見しました。いつもりなさんを応援しております。ありがとうございました。