イギリスのスポーツクラブとテニス事情

少し投稿の期間が空きました。普通に元気に生きています。

最近、スポーツクラブに加入して、テニスを週2、3くらいでしています。

筋トレはあまり好きではないのですが、テニスがしたかったので入会しました。テニスクラブがよかったのだけれど、良さげなテニスクラブはすべてウェイティングリストで空きが出るまで待たなければなりません。しびれを切らして、スポーツクラブに加入したというわけです。

スポーツクラブといっても、インドア4面、アウトドア4面もあります。そして、メンバーならば、テニスコート使い放題です。イギリスは雨が多いので、インドアコートは前もって予約しないと少し競争率が高いですが、時間を選ばなければ当日でも予約できます。アウトドアコートはいつでも空いています。

インドアは人工芝コート。オムニコートに非常に近い(はず)ので、プレーはしやすい

しかし、同じスポーツクラブで一緒にテニスをしてくれるような人を見つけられていないので、テニスし放題の恩恵を受けられていない現状です。

なので、基本的にコーチング・セッションやソーシャル・セッションに参加しています。コーチング・セッションは日本のテニススクールが提供しているグループレッスンと同じような感じで、ソーシャル・セッションはメンバー同士が楽しく一緒にプレイしようというコンセプトです。ソーシャルは、スポーツクラブ内での社会人サークルのような感じですね。

ただ、イギリスのソーシャルは、日本の社会人サークルとは異なり、楽しくわいわいといった感じではない。基本はミックスダブルスなのですが、男性が本気でサーブやストロークをしてきます。「ジェントルマンじゃないなあ」なんて思いながら参加しています。最初は手が筋肉痛になってしまっていました。まあ、練習にはなるのかもしれません。全くラケットにかすらないサーブをしてくる人も多い。日本でもっとリターンを練習しておくべきだった。

ソーシャル・セッションによっては、レベル分けがされている場合もあり、区分はbeginner、improver、intermediate、advancedの4段階。Intermediateに参加したらレベルが高くて場違いだなあと思ったし、improverに参加したらテニスのルールを知らない人がほとんどでした(萎え萎え)。

Improverのソーシャル・セッションに参加したとき、わたしのサーブでゲームがはじまったのですが、15-0のあと、再びサーブをしようとしたら、相手チームの男性に「何をやっているんだ、俺たちの番だ」とか言われたときには、最初、何を言われているかわからなかった。ルールを知らないのだと気づいてルールについて説明すると、「なんで怒っているの」と言われました。うーん。

このような状況なので、厳しく(?)レベル分けされていた日本のテニススクールが恋しかったりもします。

わたしはそれほどテニスが上手くはないのですが、improverの男性相手なら無双できることが判明。先週の金曜日、ソーシャル・セッションで人数が少なかったのでシングルスをしたのですが、男性相手に6-2で勝ちました。2ゲーム取られたのは、相手のサーブが上手く入ったゲームでした。でも、初心者相手では、勝っても面白くないんだよなあ。男性相手に手加減するのもなんか違うしなあ。これからどうしよう。

とりあえず、上手くなって、上のクラスで楽しく試合できるようになるのが目標です。イギリス人は女性でも、サーブもストロークもハードヒッターが多い。というか、全員わたしよりハードヒッターです。俗に言うバコラーってやつですね。

わたしは日本ではハードヒッターになりたかったのですが、イギリスではパワーで勝てる気がしないので、シコラーを目指して練習することにします。といっても、練習相手がいないのは大きいし、コーチング・セッションは週に1、2しかない… しかも、コーチング・セッションは人気なので、予約ができないことも多い。

そう、イギリスは各コートに4人以上はいません。日本のテニススクールやサークルだったら、1コートに8人とか普通ですからね。イギリスではボールを打ちまくれます。

また、イギリスのほうがテニスを楽しむのは安いですね。コート使い放題だから、単価あたりでは非常にお得。

マンツーマンのレッスンも、わたしのスポーツクラブでは1時間50ポンドです。日本より若干安い。わたしが加入したのは高級志向のスポーツクラブなので、スタンダードなテニスクラブや公営コートでのレッスンならばもっと安いです。30-40ポンドという噂。

でも、日本より安いといっても、マンツーマンレッスンは高いので、よく知らないコーチで、わたしのこともよく知らないコーチにレッスンを頼む気にはなれないので、とりあえずはグループレッスンで我慢です。でも、日本のテニススクールのほうがグループレッスンの質が高いと思います。少なくともわたしが通っていたテニススクールのレッスンと比べたら物足りない。

テニスを練習する相手がいるorコーチのマンツーマンレッスンを受けるなら、テニス環境は圧倒的にイギリスが上。でも、マンツーマンレッスンほどではないけれど、それなりに上達したいし、レディース&ジェントルメンとしてテニスを楽しみたいのなら、日本が上です。

そして、日本と違うもうひとつの点は、マンツーマンのレッスン料金は、直接コーチのお財布に入るらしいということ。プライベートレッスン代の50ポンドは直接コーチに渡します。人気のコーチはすべての枠が埋まっているらしく、例えば1日に4時間プライベートレッスンをしただけで、200ポンド、現在のレートで3万5000円以上で、かつコーチング・セッションやソーシャル・セッションなどで、スポーツクラブからも給料をもらっているはずなので、彼らはかなり稼いでいるはず(という予想)。

イギリスはスポーツ産業が非常に盛んですが、外国人がスポーツの指導者として働くには特別なビザが必要であることが多いです。わたしのビザは、通常の就労や就学はもちろん、個人事業主になったり会社を設立したりもできるビザですが、スポーツのコーチにだけはなれません。

外国人のスポーツが上手い人がイギリスに来て、荒稼ぎすることがないように、こんなルールが敷かれているのですかね。

わたしが加入したスポーツクラブはそこそこのお値段がするのですが、非常に素晴らしい筋トレ用具・マシンが揃っていて、デラックスなスパもあり、PC作業ができるラウンジもあります。ヨガやピラティス等のスタジオクラスもあるし、クロスフィットもできるし、プールもあります。ラウンジでは料理や飲み物もオーダーもできて、カフェやレストランとしての利用もできます。

日本でのテニススクールに払っていた月謝やイベント参加費や、テニスの前後のコメダ珈琲でのコーヒー代を鑑みると、費用は同じくらいか、若干安いはずです。

スポーツクラブで一日中過ごせるます。昨日も、PC作業するためだけにスポーツジムに行きました。使い方間違っているかもしれない。

昨日はジムで知り合ったイギリス人と、そのままご飯に行きました。連れて行かれたのは日本食レストラン。

生の魚は食べる機会があまりないので、海鮮丼を注文。といっても、マグロとサーモンだけで、アボカド入ってる洋風だし、ライスか野菜か選んで、って言われたときは意味が分からなかったです。ライスを野菜に変更して、サラダ丼にできるようでした。野菜は摂取したいけど、完全なサラダ丼は嫌だったので、ハーフハーフにしました。

イギリスで食べた日本食としてはかなり美味しい方でした。

イギリス人と知り合うと三分の一くらいの確率で日本食レストランに行くことになります。私としては、パブでもイタリアンでもいいんだけど、和食が1番美味しいので不満はありません。ちなみに日本人とご飯を食べに行くときは、たいていパブに行くことになります。

というわけで、スポーツを楽しみたいならばイギリスはかなり優良な選択肢ですよ、という結論で、今日のブログは締めくくりたいと思います。

今後は、もう少し時間を空けずに投稿します。

コメント

  1. テニスブログ拝見しました。良いスポーツクラブ見つかり、良かったですね。りなさんの腕前素晴らしいです。私はもう体力的にテニスはできません。週に何度も通え、テニス楽しめ、ロンドンに来たかえ、ありますね。引き続きロンドン生活満喫くださいまし。またブログ楽しみに待ってますね。

  2. 今朝、新ユーチューブの題名見て、思いました。寂しい時はスポーツしましょう。私も最初のアメリカ留学の時、寂しい思いを何度かしました。そういう時はラケットボールをしました。完全には孤独感無くなりませんが、気持ちは軽く成りました。りなさんの様な強い個性の方でも、寂しい思いするのですね。テニスで気分転換くださいませ。重症な場合は、一時帰国されたら、如何ですか? 一週間程帰国すれば、またロンドンに戻りたくなりますよ。異国で単身自活するの大変ですが、気分転換されますように。りなさん、いつも応援しております。あ、老婆心ですが、悪い男には、注意くださいませ。寂しい時に付け込まると、りなさんが傷つきます。ご注意くださいね。