イギリスではコンビニプリントが1枚1ポンド(≒195円/枚)

イギリスにもコンビニはあります。でも、日本のコンビニチェーンのようにコンビニエンスではありません。そもそも、チェーンというほどのコンビニはなく、TescoとかSainsbury’sといった大手スーパーチェーンの小さめの店舗がその機能を担っています。

イオングループの「イオン」と「まいばすけっと」の構造に非常によく似ています。まいばすけっとがほぼコンビニで、イオンの独自ブランドの商品(トップバリュー)が買えるけれど、セブンやローソンのようなきめ細やかなサービスはないですよね。

イオングループTescoSainsbury’s
イオンTesco SuperstoreSainsbury’s
まいばすけっとTesco ExpressSainsbury’s Local

そして、まいばすけっとに(わたしが知る限り)プリンターが置いていないのと同じで、TescoやSainsbury’sにもプリンターは置いていません。

では、イギリス人はどこでプリントするのかというと、家(あたりまえか)。それかオフィス(のプリンターを私用するらしい)。

では、我々のように、家にプリンターもなく、会社に属していない人はどこでプリントするかというと図書館。図書館では、わたしが行ったところでは1枚20ペンスで印刷させてもらえます。

しかし、図書館に登録しなければならないので、イギリスの(おそらく図書館の近隣の)住所に登録がないと、印刷サービスは利用できません。

わたしは図書館で印刷していたのですが、図書館の開館時間は9:00-17:00で、先日、19時くらいに印刷をしないといけない必要に迫られてしまいました。

そこで、イギリス人の知人友人に手当たり次第にメッセージを送りました。

たくさんの人々から返信をもらいましたが、だれもが図書館以外、プリントできるサービスや店舗を知らないとのこと。そして、皆さん、優しくて「家に来たら、プリンター使わせてあげるよ」。

気持ちは嬉しいのだけれど、そんな迷惑をかけるわけにもいかない(こういう考え、日本人ぽいのかな)。

しかし、唯一、プリンターの在処を知っている人が——!

個人経営のコンビニで、プリントサービスを提供しているお店を知っているとのこと。

そのお店に直行しました。ハリー・ポッターの9と3/4番線で有名なキングスクロス駅から徒歩圏内のコンビニです。

彼も、緊急な印刷の必要性に迫られたとき、近所のコンビニに印刷サービスを提供しているか聞き回り、見つけたとのこと。なので、「個人経営のお店は、プリントサービスを提供している場合があるから、近くのコンビニに行って、聞いて回ればいいよ」。

でも、小心者のわたしにはそんな度胸はないので、はるばるキングスクロス駅まで行き、無事にプリントできました。めでたしめでたし。

——といっても、モノクロ印刷1枚1ポンド。3枚印刷したので、3ポンド。現在、1ポンド≒195円1なので、円換算すると、580円とか。

おかしい。何かがおかしい。もちろん、用紙は普通のコピー用紙です。

店舗はココ: Marchmont Street Post Office & General Store
営業時間は8:00-23:00です。

インターネットにパソコンやスマホを接続してプリントするタイプです。日本のコンビニプリントのようにUSBとかを持っていっても印刷はできません。

高すぎるので普段使いは無理ですが、ロンドンで緊急に印刷する必要が生じたときに、印刷できる場所を知っておくことができたので、よかったということにしておきます。

Lina (ライター)
早稲田大学卒業後、新卒でフリーランスライターとして活動開始し、現在はロンドン在住。ブログやYouTubeでも情報発信中。鹿児島出身、趣味はテニス。
  1. この「≒」の記号って日本でしか使いません。海外のスタンダードは「≈」です。

コメント

  1. それは大変でしたね。私は滞英中は会社のコピー私用しておりました。しかし、一枚1ポンドは高いですね。色々大変な事ありますが、りなさんなら才知活かし、乗り切れそうですね。ロンドンブログ楽しく拝見しております。新ブログ楽しみにしております。ありがとうございました。