そのうち顔出しは止めると思います

YouTubeでは、顔出しで動画を投稿しています。でも、日本人ユーチューバーでかなりの登録者がいる方でも、顔出しをしていない人は多いですよね。

日本人が顔出しをしない理由としては、日本では副業が禁止されている企業が多いこと以外にも、独自の意見を言うことが歓迎されなかったり、和を以て貴しとなす文化、同調圧力のようなものが起因していたり、出る杭が打たれてしまったり、みにくいあひるの子はみにくいあひるの子のまま一生を終えるしかなかったり——などと、様々な理由があると思います。

わたしも、そのうち顔出しをしなくなる可能性が高いです。

これは上記の理由も無きにしも非ずですが、一番の理由は、わたしはライターであるからです。

「わたしの顔が邪魔で声に集中できないので、風景の映像を増やしてほしい」というコメントをいただきました。それはそうだよな、と思いました(あ、ちなみにいただいたのは非常にポジティブなコメントです。よくある「おまえブスだから顔見たくない」的なコメントではありません。ありがとうございます)。

わたしはライターで、ユーチューバーになりたいとも、有名人になりたいとも思っていません。「ライターとして売れる=有名人になる」という側面があるところがトリッキーで、一概に有名人になりたくないとは言えませんが、広くたくさんの人に「顔」を知られる人になりたいとは思いません。

書くかわりに、話しているだけです。単にメディアが違うというだけで、YouTubeでの発信も文字での発信も同質だと思っています。

わたしはオーディオブックの愛用者です。特に洋書は基本、オーディオブックで聞きます。オーディオブック版がなかったら、気になっている書籍でも読まないことすらあります(これは良くない)。

わたしのような人がたくさんいるはずだし、本や記事を読まなくてもYouTubeなら見るという人も多いので、「書きたい内容をYouTubeで話せばいいのでは」と思って、YouTubeをはじめました。あと、ライターとしての収入が不十分かつ不安定なのも理由のひとつです。

そして、顔出しをした方が、しない場合と比べて、動画が伸びやすくなるのかなと想像して、顔出しをすることにしました。

そのため、顔出しは「起爆剤」だと思っているので、そのうち顔出ししなくなり、おそらく顔出ししている動画は削除するかもです。顔が映っている映像を入れ替えて、リメイクして再投稿するかもですが(しないかも)。

あくまでわたしはライターです。YouTubeをやっているライターです。ナレーターでもユーチューバーでもないけれど、ライターとしてのYouTube投稿、今後はオーディオブックとかもナレーションしていきたいですね。

英語圏のライターには、自分の書籍を自分でナレーションする人がたくさんいます。サイエンス分野ではこれが多い印象です。これは、英語は日本語のように表音文字ではなく、専門用語などはしっかりと発音できないナレーターが多いからだと想像します。

とあるサイエンスの本では「H₂0」を「エイチ・トウェンティ」と発音していたようで、わたしが好きな科学者ライターが「サイエンスの書籍は著者自身がナレーションするべき」とツイートしていました。

科学分野にかぎらずとも、自分の言葉は自分の声で伝えるのがベストだと思うので、わたしも書籍を出版するようなことがあれば、自分でナレーションしたいですね。でもジャンルによって、たとえば小説なら、プロの朗読者に依頼するのがベストかもだけど。

そうそう、昨日は、はじめてリッチモンドパークに行きました。鹿がたくさんいました。野生らしいです。あと、奈良公園の鹿より大きかった。ベルクマンの法則かなあ。

コメント

  1. りなさん、こんにちは。自己紹介がまだでしたね。私は1964年横浜生まれ、一橋大学商学部卒。在学中に私もりなさんと同じく世界一周一人旅し、ロンドンには駐在で4年住んでました。アメリカに二度留学経験があります。今は東京板橋区で家内と二人暮しです。仕事は自営でアパート経営を家内としており、子供は3人皆自立しました。孫がニ名おります。来年家内とロンドン再訪を計画しております。シンガポール航空の感想情報ありがとうございました。動画懐かしく拝見しております。ありがとうございます。今後とも宜しくお願いします。

  2. ブログ拝見しました。顔は生き方そのものだと思います。今のりなさんの聡明さ、明るさが御顔に拝見されます。そういう点では、可能であれば、今のまま、御顔拝見できればと思います。清々しい様子拝見できると
    安心します。異国でご苦労絶えないと思いますが、苦難に対処する気力がある御顔拝見させて下さいませ。
    いつも興味深く、名文を書くりなさんを楽しく拝見しております。いつもありがとうございます。