AIでこんなにすごい動画が作れる時代

今日はYouTube動画を編集しています。

わたしの動画は、エッセイを読み上げて、それに動画をのせる形で作成しています。なので、文章が先にあり、その後に動画です。動画を作成するにあたり動画や音楽を見つけてくるのが大変です。著作権侵害はしない方針なので、すべて有料のビデオストックから見つけてきています。

でも、今回はビデオストックでも使える動画を探すのが大変。進化的観点から論じている箇所があるので、初期の人類の動画とかが必要で、こういう動画は探しても見つかりません。

そこで、AIの力を借りることにしました。これまでにも遊びでAIで動画を作ったことがありますが、YouTubeで使用するために、AI動画を生成するのは初めてです。以下がその結果。

すごいですね。かなりリアルです。使用したのは、2023年3月にRunway社が発表したGen-2。作りたい動画の内容をテキストで入力するだけで動画を生成できるます。

わたしが入力したプロンプトは「Early humans gather around a fire for warmth in the African savanna.」これだけ。単純ですね。

これだけで、上の動画が作れてしまう時代が来ました。たった2、3年程度でここまで技術が進化しているのはすごい。映画監督も俳優もいらなくなりますね。3、4年後はどのような時代が到来するのでしょうか。

18世紀にイギリスで産業革命が起こった際には、手作業でしていた仕事を機械が行えるようになり、仕事を奪われた労働者が暴動を起こしています。イギリスで起こったラッダイト運動が有名。労働者が機械を壊した暴動です。

次の波はAI革命ですね。

わたしはAIに人間の仕事が取って代わられるのは良いことだと思っています。ライターなんて最初にいなくなる部類の職業ですし。

しかし、AIが代わりに仕事をしてくれるようになるので、政府か国際機関によってベーシックインカムのようなものが導入され、最低限の衣食住は保障されるようになると思います。そして、人間は労働から解放され、毎日遊んで暮らせるようになる。贅沢をしたい人だけが働くようになると思います。

でも、その政府または国際機関が善良でない場合は、酷い未来が訪れる可能性はあります。また、現在のシステムからポストAI革命のシステムに移行する際には、産業革命で起こったような暴動 and/or 混沌の時期も乗り越えないといけないはずです。

AI革命はもうすぐそこまで来ていると予測している学者も多いようです。というか、わたしたちはAI革命の真っ只中にいる可能性が高いです。

革命が起こった「瞬間」なんてものは存在せず、歴史的事象は、後世の人間が前の時代を「歴史」として語るor作るときに、とある時期を「革命」「転換期」などと呼ぶものです。

コロナ禍がはじまったちょうどその時、「歴史的出来事が起こった」なんて思った人はいないはず。でも、半年から1年くらいしてから、これが歴史に刻まれる出来事だと認識されるに至りました。

もう少しで、The Coming Waveという英語圏でのベストセラー本を読み終えますが、この本は警告です。プロンプトを入力するだけで、全世界の人間を殺せるようなウイルスが作れる時代がもう来ているようです。

そこで、ふと思い出したのが、スイス人の友人が行った言葉。

「とある国では銃による事件がたくさん起こっているようだけれど、皆が銃を持っていてもスイスでは問題は起きない。銃そのものは悪いものではない。ただ、その性質は使う人によって変化する」

銃というツールを良い意味で使うのも、悪い意味で使うのも、人間次第。AIもとりあえずはツールなので、同じことなのでしょう。

コメント

  1. AI革命、まさに進行中なのですね。
    日本ではまだそこまで認識されてません。ブログ拝見し、認識新たになりましたね。興味深い御指摘ありがとうございました。この革命が人類にプラスになればと思うばかりです。ユーチューブ動画楽しみに待ってますね。ありがとうございました。