キリスト教徒は教会でサッカー観戦をするらしい

今日もバイトでした。その後、教会で行われている無料の英語勉強会に参加しました。この勉強会には、今まで2回参加したことがあり、今回3回目。今回は、英語を勉強したいお友達の付き添い役で行きました。

キリスト教は信者を増やすため(かつ、たぶん慈善活動の一環としても)、無料のイベントをたくさん開催しています。モダンな教会では、四方八方にスクリーンがあるので、ユーロでイングランド代表の試合を観るイベントもしているようです。

決勝は、入場料5ポンドで1ドリンク付きとのこと。この日はウィンブルドンの決勝と被っているので、そちらに行きますが、そこらのパブで観戦するよりは格安ですね。

ちなみに、英語のchurchにはコミュニティの意味があります。「教会に行く」と言うとき、これは、教会堂(建物)に行くというよりは、そのコミュニティで行われているイベント(基本的に礼拝や聖書勉強会)を指しています。

「町内会に行く」と言うときに、町内会の行われる建物を指すこともありますが、基本的にはその「会」のことを指しているのと同じです。

教会は「会」であり、教会堂はその会が行われる場所です。友達や同じ信仰を持っている人と楽しい時間を過ごす場所という感覚がキリスト教徒の人たちにはあるようです。町内会にもたくさんイベントがありますよね。教会もこれと同じ。

ヨーロッパ諸国では、町内会のようなコミュニティの機能を宗教(キリスト教)が担ってきたのです。日本人は無宗教ですが、宗教に代替したコミュニティがある(もしくは、あった)ことでは同じですね。むしろ、日本文化はある種の宗教的な側面もあるように思います。

あと、そう、イギリスではキリスト教の敬虔な信者が少なくなっています。町内会が衰退しているのと同じ。そして、キリスト教徒の人は無宗教の人と比べて、幸福度が高いという記事も読んだことがあります。これは、所属するコミュニティがあって、毎週、同じものを信じる人たちに会って、楽しいイベントもあって、社会とつながりを感じていることが、理由のひとつではないでしょうか。

コメント

  1. 滞英中、何度か教会に行きました。賛美歌を歌い、バイブルを拝読し、自分の周りの人と挨拶、握手し、献金する感じでした。教会堂内でTV見た記憶はありませんでした。ロンドンの中心部の教会ではTVがあるのですかね?りなさん、バイトご苦労様でした。ロンドンの単身自活生活応援しております。ブログ拝見しました。いつもありがとうございます。