Summerは「夏」と訳すべきではないのかも

夏は暑い。息苦しい。クーラーの効いた室内から出ない。晴れの日は熱中症に注意。それが日本の夏だと思います。

でも、ヨーロッパの夏は、ちょうど良い気温で、日差しが眩しくて、街も自然も輝いている。「一番好きな季節は?」という質問は、ヨーロッパなら9割以上の確率で「夏」という答えが返ってきます。確かめてはいませんが。日本で、夏という人は少ない。春と秋が同数くらいで多数派。冬はウィンタースポーツが好きかどうかによりそう。

ちなみに、わたしは日本であっても夏が一番好きな季節です。30度くらいまでは全然平気。炎天下でスポーツをしないかぎり問題ありません。32、3度の中、テニスの試合をしたときは、1セットの30分で水を2リットル飲みました。1日分として買っていた水を1セットで消費、かつ塩分補給用に買っていた男梅をすべて食べてしまいました。全身から汗が1リットルくらい吹き出しました。すごいな、人間の体って、と思いました。

ヒトは進化において体毛のほとんどを退化させたのですが、これは正解でしたね。体毛なんてあったら、夏を生き残れなかったでしょう。というか、体毛を保持したヒトのグループは、きっと暑い夏に息絶えてしまったので、体毛のないヒトしかいないのだと思います。

ロンドンは、ここずっと最高気温が23、24度くらいで肌寒かったので、夏を感じるためにヒートテックを着ていました。ヒートテックを着ていたら、温かい夏を堪能できます。ヒートテックの本来の使用用途からは90度逸れていますが。

今日と明日は最高気温が28度くらいまで上がります。非常に気持ちいい。

パソコン作業もテラス席で行います。読書は公園です。ベンチに座ったり、芝生の上に寝転がったり。蚊もいません。日本では、外で読書なんて考えられなかった。季節が良かったら蚊がいるし、冬は寒いし。

ロンドンの夏はお散歩するだけで楽しい。古い建築がたくさんあるし、小さな広場や公園がたくさんあります。そのどれもが花壇があって、綺麗に手入れされている。公園には子供向けの遊具はありません。ベンチはたくさんあります。そこで、会話を楽しんだり、ランチを食べたりします。

「夏」という言葉は、ヨーロッパと日本ではその意味が全く異なります。Summerは「夏」と訳すべきではないのかも。ヨーロッパの夏には輝かしいイメージしかない。夏のバカンス、一夏の恋、真夏の夜の夢——。

コメント

  1. りなさん、ブログ拝見しました。ロンドンの夏は懐かしいです。東京は猛暑で35度です。昨日、梅雨明けが発表されました。我家は夜もクーラ全開です。そうですね。ロンドンのサマーの意味が、夏ではないですね。25度のロンドン過ごし易いですね。そういえば、ロンドンの我が家にクーラはなかったです。家族と夏、ホランダパークに良く行きました。小さな日本庭園あり、懐かしいです。りなさん、ロンドンの夏、満喫くださいませ。いつも応援しております。ブログ拝見。ありがとうございました。

  2. ブログ再度拝見しました。東京は連日猛暑日です。ドイツ駐在時も夏は最高でした。ライン川までドライブで行き、川沿いのレストランでランチし、日差し浴びました。ロンドンでは、ハイドパークやホランダパークにて、寛ぎました。ヨーロッパの夏は過ごしやすいですね。美しき日々ですね。私は今週末は箱根に行き、寛ぎます。素晴らしい夏満喫くださいませ。若いりなさんに、素晴らしい夏が訪れる様に祈念します。ありがとうございます。ごきげんよう。