YouTube動画に日本語字幕をつけるのに非常に時間がかかっています。次の動画は英語です。日本語訳をそのまま、コピペしただけでは、字幕になりません。英語に合わせなくてはいけませんし、字幕を読む時間も考えなければなりません。
映画・テレビでは「日本語は1秒間に4文字以内、英字は1秒間に12文字以内」が基準とされています1。わたしの動画は英語テロップ下に日本語字幕のスタイルなので、これがもう大変。シンクロさせるのに非常に手間がかかる。
昨日のブログではないですが、外注した方が時間とお金の節約になるのではないか、と思ったのですが、これがちょっとトリッキー。
まず、英語と日本語がわかる動画編集者でなくてはならない。そして、英語に対して、日本語訳が少々長い場合、日本語訳を短くしなければならない。そして、これは文章の推敲の作業になります。そのため、他人に任せることはできません。そのため、何十往復ものやり取りが必要となってしまいます。
よって、外注したとしたら、修正作業に大幅に時間を取られることになり、結局、より長い時間と労力がかかってしまう可能性が高いです。なので、YouTube動画は外注しないですね。それが一番早く効率的で合理的。
広告代理店で働いていたとき、周りの社員が単純な動画作成の修正をいちいち外注先に指示していました。動画だけではなく、フォトショップとかイラストレーターのデータとかもです。
それを数時間以内に修正してくれる外注先もありますが、担当者が不在な場合、翌日になってしまうことも。そして、ひとつを修正すると、さらに他にも修正箇所が生じます。こんなことをしていると、一本の資材が完成するのに1ヶ月とかは余裕でかかってしまいます。
そこで、上司に「わたし、動画編集できるので、修正しますよ」「イラストレーター使えるんで、単純な文字や色の調整くらい自分で修正していいですか」と言ったら、やんわりと断られ、最後に「あなたの仕事はライターだ」と返ってきました。
こうして、わたしは外注先のデザイン会社と夜中までやり取りする日々が続きました。広告代理店とデザイン会社はブラックな企業(長時間労働を強要される環境)が多いのですが、これは仕事量が多いのではなく、非常に非効率であるためである場合が多いです。
それに、もうひとつどうしても理解できなかったことが、「自社でできないことは外注してしまえばいい」というマインドセット。これはある程度なら合理的です。広告のデザインを一から作成するのはデザイン会社に依頼するべきです。これには高度なスキルを要するからです。
しかし、マイナーな変更や修正ならば、フォトショップやイラストレーターを20時間くらい勉強すれば身につきます。そしたら、作業が効率的になり、無駄なメールのやりとりが消え、仕事が早く終わります。それをしようとしないのが解せなかった。そして、しまいには、すでにできることを「するな」という指示が降ってくる始末。
わたしのいた会社では、イラストレーターの使い方を知っている社員がいないどころか、はじめはソフトウェア自体が導入されておらず、過去の資材のaiファイルの中身を開くことすらできない状態でした。
あの頃は毎日苛々していました。ああいう環境から脱出できたことが本当に嬉しいです。
コメント
そうですね。御指摘納得です。自分でやることで、スキルが向学する。しいては、作業全体が捗る事あると思います。動画作成ご苦労様です。りなさんの品格ある英語動画、楽しみです。いつも、りなさんの美しい動画素晴らしいと思います。ブログ興味深く拝見いたしました。ありがとうございます。りなさん、いつも応援しております。異国での単身生活御健やかにお過ごし下さいませ。
ブログ拝見しました。今、ユーチューブの新動画開始待ってます。りなさんがロンドンで強い孤独感を感じていたとは知りませんでした。お大事にしてくださいませ。私もアメリカ留学中、強い孤独感感じた時がありますので、お気持ちはお察しします。ロンドンはカルチアル都市ですので、上手く気晴らししてくださいませ。孤独感が強すぎる場合、一時帰国も効果的です。一週間程帰国すれば、またロンドンが恋しくなるのではないでしょうか? お大事に。りなさん、いつも応援しております。