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近況報告

TOEICがニンジンよりも大嫌い

わたしはコロナ禍の期間中、派遣社員と正社員になっています。この期間が人生唯一のOL生活でした。まあ、今後、OLになるかもしれないので、「人生唯一」かはまだ未確定ですが。 コロナがはじまって、フリーランスとして不安さを感じたとき、英語を使う仕事ならば手っ取り早く採用されるだろうと踏んで、とりあえずTOEICを受けました。 「英語ができます」「通訳やってました」と言っても、日本人の面接官は信頼してくれませんが、「TOEIC●●点です」と言うと信頼してもらえる。これは非常に不思議なことだと思います。 英語ネイティブのクライアントにTOEICの点数を聞かれたことはありません。資格がなくても、英語で話せば、相手の英語力がわかるからです。 それに、英語の母国語話者でTOEICを受ける人もいません。実際、片親が(英語圏出身でもない)外国人で、見た目が純日本人ぽくない方々が「英語ネイティブです」と言って仕事をもらう場合もあるようです。 東京で英語教師をしていたカナダ人の知人は、ケベック出身のため母国語はフランス語ですが、英語ネイティブと言って仕事をしていました。もちろん、カナダ人なので英語はそれなりに...
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日本史を英語で読むと唸ってしまう

わたしは英語での日常会話には困らないのですが、少し込み入った話をするとなると、難しいなあと思ってしまいます。 最近、英語で「相対性理論と量子力学の矛盾と統合」「シュレーディンガーの猫」「天皇と将軍の本質の相違」「記紀の潤色」といった内容を説明したかったのですが、これができない。 科学用語や日本史用語の英単語を知らないので、話すことができないんですよね。これが非常にフラストレーションになっています。 幕府は英語ではshogunateです。「ショーグネット」って発音します。ショーグンが治めた時代・政治システムのことをshogunateと定義しているようです。 でも、日本人の感覚からすると、「shogunate = 幕府」と思えない使い方もあります。日本語で「鎌倉幕府が守護・地頭を設置しました」という文脈だと、「幕府」は幕府の首脳陣のことを指す気がします。政治システムが守護を置いた、というとなんか変な感じ。「鎌倉幕府の近くには鶴岡八幡宮がある」だったら、幕府が置かれた場所のことを示しています。 なぜ英語では単純に幕府を「bakufu」と呼んでしまわないのだろうと疑問に思います。でも、古墳は「...
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カレーの「甘口」の「口」とは何か

今日は、Z氏のお宅にディナーに招いてもらいました。イギリス人のお宅にお邪魔するのは、今回が2回目。 前回は、10人くらいでのディナーだったのですが、今回は少人数と予想していたので、何か差し入れした方がいいと思いました。 日本人だったら、ケーキとか和菓子とか持っていけばいいはず。東京ではディナーにお招きされたことがあまりなかったのでこれが正しいかわかりませんが。 まあ、和菓子は手に入りませんし、イギリスではベーカリーは5時や6時に閉店します。だからといって、スーパーに売っているケーキを差し入れするのも何か違う。 なら、お酒だ。無難な線ですね。そう、無難にワインかな。 しかし、Z氏がお酒を飲むかどうか知らないんですよね。お酒に強い白人・黒人はアル中になりやすく、お酒を断っている人なんてのもたまにいるため、これが正しい差し入れなのか不明。 そして、Z氏はキリスト教徒です。ということは、赤ワインは避けるべき? なんて思ったり。いや、逆に赤ワインのほうがウェルカムなのか? とりあえず、白ワインを買いました。ワインについてそれほど詳しくないので、シャルドネと書かれていて、中くらいの価格帯で、Ama...