イギリス

近況報告

イギリスのハロウィーン

イギリスでハロウィーンは行われます。子どもたちが「Trick or treat!」と叫びながら、お菓子をもらいに家々を回ります。カボチャのランタンを作る人もたくさんいます。先週末、高級住宅街のハムステッドに行ったのですが、手間をかけたハロウィーンのデコレーションをしている家もたくさん。お金持ちは心と時間に余裕があるのでしょうね。このあたりは今週末くらいにアップロード予定のYouTubeビデオの映像を参照ください。 しかし、ロンドンに関しては東京と同じ。渋谷などのクラブで大人が仮装を楽しむイベントであるのと同様、ロンドンでも大人が子どもに返ってクラブやバーで楽しむ日です。 わたしの近所もロンドンですが、ザ・中心地から外れているからか、Trick or Treatと叫んでいる子どもたちを見かけました。しかし、家から出てきた人に「ごめん、お菓子はないよ」と言われて悲しんでいました。少し、聞き耳を立てていたのですが、おそらく宗教的な理由でハロウィーンのお菓子は準備しないというような感じだったようです。 ロンドンでは伝統的な子どもの行事としてのハロウィーンが廃れているのは、非常に移民が多いからだ...
イギリス

ザ・クラウンを見終わりました

イギリス王室を題材にしたドラマ『ザ・クラウン』を見終えました。シーズン6まであるのですが、シーズン5までは日本で見ていて、シーズン6を今見終わりました。 今回、イギリスに住みはじめて1年が経過した後にこのドラマを見て、本当に理解できてびっくり。英語がよく理解できるようになったというよりも、イギリスを詳しく知らないと理解できないことがたくさんあって、それに気づけるようになっていました。 今までは、登場人物の会話の中でどこか腑に落ちないことがあっても、そんな表現もあるものなのだなあと聞き流していましたが、実は登場人物の会話はかなり奥深いとわかりました。「この会話の真意、1年前だったら絶対わからなかったなあ」といった、そういうニュアンス的なものに気づけるようになったし、イギリスに詳しくないと理解できないような事柄が随所に配置されています。 以下、ネタバレを含むので、読まない方がいいかも。といっても、基本的に「事実」に基づいているので、イギリス王室についてある程度知っている人にとってはネタバレではないけれど。 2つのエピソードで号泣しました。まず、マーガレット女王が逝去するエピソード。このエピ...
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イギリスのティーンエイジャー

今日、ロンドン郊外のスタバに座っていると、17時くらいからたくさんの若者がやってきました。おそらく、secondary schoolの生徒たち。11歳から16歳に行く学校です。制服を着ていたからです。 PC作業をするフリをして、観察していると、色々面白かったです。 まず非常に大人っぽい。わたしより大人っぽいんじゃないかと思えるくらい。わたしもいまだにイギリスのスーパーで年確されることがありますが、アジア人、特に東アジア人は本当に若く(というか幼く)見えますね。態度や表情も日本人よりははるかに大人っぽいけれど、話していることはそんなに大人っぽくはないようです。 そして、堂々と持ち込みをする。4人くらいのグループで来店し、ひとりがスタバで飲み物を買って、皆で席に座り、バーガーキングやらKFCらやで買ったものを食べている。スタバは高めなので、ティーンエイジャーがそうしたくなるのはわからなくはないのですが、ここまで堂々と持ち込みをするのにも驚くし、店員もしたいようにさせています。 でも、日本人のティーンエイジャーのように長居はしない。食べて、少し話して、去っていきます。忙しいのかな。大声で歌っ...
イギリス観光

イギリス文化はロンドンを出た方が楽しめるかも

今日はイギリスの南東部のClacton-on-Seaという海辺の街に行きました。ここには桟橋とビーチ、それに小さなアミューズメントパークがあります。 まず、ずっと食べようと思っていて食べていなかったイギリス名物のJellied Eelを食べました。その名の通り「ゼリー漬けのウナギ」です。 ウナギたっぷりで4.5ポンド。食べ応えありでした。 ウナギを輪切りにし、水や香辛料で煮込んだ料理です。ウナギにはゼラチン質が含まれているため、煮込んで冷やすと自然にゼリー状に固まるらしいです。ゼリー漬けのウナギというよりは、ウナギで作ったゼリーと言ったほうが正しいのかも。 お味は、甘酢に漬けたウナギという感じ。絶品ではないけれど、それなりに美味しいと思いました。というかウナギの肉が美味しい。ただ、日本のウナギの蒲焼きの方がよりウナギに適した味付けだと思います。また、Jellied Eelはウナギの輪切りなので、骨の処理がしてありません。そのため、小骨の他にも脊椎のような大きな骨もあり、食べづらかった。あと、単体で食べるのは少し限界があります。お米とならもっと食べられるかも。 さらにイギリスの遊園地やフ...
イギリス

テレビ放映は絶対見ないと誓いました

わたしはテレビを全く見ません。今、テレビを持ってもいません。東京に住んでいたときにテレビを持っていたこともあったけれど、テレビ端子にはつないでおらず、Amazon Fireスティックだけを接続していました。でも、NHK受信料は払っていました。それも衛星放送の分まで。マンションが衛星放送を勝手に受信してしまうタイプだったので。これは不合理だけれど規則なのか、法律なのかわからないけれど、仕方ない。 わたしがテレビを見ないのは、テレビから得られる情報が非常に偏っているか、情報にそもそもほとんど価値がないと思うからです。そして、娯楽性のある番組も非常に少ない。娯楽性はNetflixやYouTubeがはるかに勝ります。 そして、4年前くらいから、映画もほとんど見なくなったため、3年くらい前に、テレビを廃棄しました。Netflixは契約していますが、これはひとりで食事をする際だけ、ラップトップで見ています。 そして最近、本当にもう二度と日本のテレビは見なくて良いなと思う出来事がありました。 とある近畿の地上波放送局(らしい)の業務提携先の番組制作会社から連絡がありました。 「海外で一人暮らしをする...
近況報告

人生を変えた食べ物

今日は、完全にオフだったので、YouTube動画を作っていました。夏に撮影したフッテージの総集編的動画を作っています。早ければ、2、3日以内に完成するかも。 そして、最近はまっているのが、double Cream。英語でcreamは基本的に生クリームを指すようですが、double creamはそれを濃厚にしたものです。そして、イギリスではギリシャヨーグルトレベルの固さになるくらい濃厚なextra thick double creamというのものが売っています。これには人生を変えさせられてしまいました。 ホイップをしなくても、そのままでクリームとして濃厚な味わいを楽しめます。日本でも月に1回くらい濃厚な生クリームを買って、無糖でホイップして、そのまま食べていましたが、濃厚さがその比ではない。ヨーグルト食べるようにして、double creamを食べられます。 ウィンブルドンの名物でもあるstrawberries and creamに代表されるように、イギリスにはフルーツに生クリームを添えて食べる文化があるようです(と勝手に解釈している)。本当に美味しい。この話をバイト先の日本人にしたら引...
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Summerは「夏」と訳すべきではないのかも

夏は暑い。息苦しい。クーラーの効いた室内から出ない。晴れの日は熱中症に注意。それが日本の夏だと思います。 でも、ヨーロッパの夏は、ちょうど良い気温で、日差しが眩しくて、街も自然も輝いている。「一番好きな季節は?」という質問は、ヨーロッパなら9割以上の確率で「夏」という答えが返ってきます。確かめてはいませんが。日本で、夏という人は少ない。春と秋が同数くらいで多数派。冬はウィンタースポーツが好きかどうかによりそう。 ちなみに、わたしは日本であっても夏が一番好きな季節です。30度くらいまでは全然平気。炎天下でスポーツをしないかぎり問題ありません。32、3度の中、テニスの試合をしたときは、1セットの30分で水を2リットル飲みました。1日分として買っていた水を1セットで消費、かつ塩分補給用に買っていた男梅をすべて食べてしまいました。全身から汗が1リットルくらい吹き出しました。すごいな、人間の体って、と思いました。 ヒトは進化において体毛のほとんどを退化させたのですが、これは正解でしたね。体毛なんてあったら、夏を生き残れなかったでしょう。というか、体毛を保持したヒトのグループは、きっと暑い夏に息絶...
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ヨーロッパで最大のショッピングモール

ロンドンのWhite CityにあるWestfield Londonです。242,000平米とのこと。 でも、東京および東京近郊のショッピングモールに慣れた日本人からすると「小さい」と思うかもしれません。 グーグル検索したところ、日本一大きなショッピングモールは、埼玉県越谷市にあるイオンレイクタウンらしいです。こちらは、延床面積が約393,000平米とのこと。 わたしはこのショッピングモールには行ったことがないので規模が分かりません。越谷にはテニスの草トーナメントに出場するために何度か行ったことがありますが、それだけです。 幕張のイオンモールにはたびたび行っていましたが、こちらの延床面積は402,000平米とのこと。なんか延床面積、大きくなっているけれど。 何階建てだとか、駐車場を含めるかとか、そのあたりが関係しているかもしれないですね。幕張のイオンモールの場合、モールに大きな公園が隣接されているので、そういうのも含めるとかなり大きく感じます。 一方、ロンドンのWestfieldは3時間ほどあれば、モールをぐるっと一周できます。フードコートもららぽーとか、お台場のショッピングモールと比...
イギリス

イギリスは収入は高いが税も高い?

わたしのYouTubeの視聴者にはイギリス在住の方が多くいらっしゃいます。 先日、イギリスの給与水準が日本と比較して非常に高いという動画を投稿したところ、イギリス在住の方々から「イギリスの税金の高さを考慮していない」という意見を多数頂戴しました。 わたしの動画では「年収」について扱っていて、「所得」や「手取り」ではありません。 各国の所得を比較するのは非常に難しいと思います。税制が異なるため、単純に所得税や住民税だけ考慮すればよいわけではありません。 また、税だけではなく、例えばイギリスでは医療は無料ですが、日本では基本的に3割負担で、病気がちな人なら家系を圧迫する額に医療費が膨れ上がってしまいます。 イギリスでは、博物館や美術館も無料だし、その他にも公的機関が運営する無料のイベントが数多く行われていますが、日本では無料な展示会やイベントはほとんどありません。 このようなことから、感覚的に、税が少々高くてもイギリスで暮らす人はその分の恩恵を得ていると考えていたのですが、イギリスに在住の日本人の方は不満を持っているようです。 そこで、イギリスの税制について詳しく調べてみたので、その他、最...
近況報告

イギリスの大学に感動の嵐。

今日は、インペリアル・カレッジ・ロンドン(ICL)に行きました。 最近、ICLはQS大学ランキングにおいて、オックスフォード大学とケンブリッジ大学を抜いて、イギリス1位の大学に君臨しました。世界ランキングにおいては、マサチューセッツ工科大学に次いで2位になっている名門中の名門大学です。 ICLはサウス・ケンジントンというエリアにあるのですが、このエリアには科学博物館と自然史博物館もあり、ICLもサイエンスに強い大学です。 今回のイベントも科学系のイベントで、科学博物館やヴィクトリア&アルバート博物館も含めたエリアで行われました。 7割は子供向けの企画で、サイエンスや工学が楽しく学べるようになっています。子どもたちが超一流大学の(おそらく)大学院生から直接、話を聞いて、サイエンスやエンジニアリングを体験できるなんて、本当に素敵すぎるイベントです。 そして、大人向けイベントもすごく良かった。一番良かったのは、トークショーです。 「人類は他の惑星でどのように繁栄するか」という題目のトークショーだったのですが、ホストはイギリス初の宇宙飛行士のヘレン・シャーマン博士。そう、イギリス初の宇宙飛行士...