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  • 最近の悩み

    YouTube動画を作っていて、どんどん顔出しを少なくしているところです。タレントやエンターテイナーになる気は全くないので、顔出ししないで発信できるのが良いと思うからです。ニュース記事を読むとき、それを書いたジャーナリストや記者の顔なんて気にしませんよね。好きな小説を書いた小説家の顔は見たくないというのが多数派だと思います。声優となれば、さらに顕著ではないでしょうか。

    と思って、いつかは顔出しを完全にやめて、顔出しをしている動画は、削除するか、顔出し部分だけをリメイクして再アップロードでもしようと思っていたのですが、やはりがっつり顔出ししている動画のほうが絶対的に再生回数が多い。

    特に、サムネイル。最近、YouTubeには、動画公開時にサムネイルを3枚までアップロードし、視聴者が最も好んでクリックする1枚を設定できる機能が追加されたのですが、顔を出しているものばかりクリックされてしまいます。

    前回の動画のサムネイルは以下のふたつ。わたしだったら、原始人のほうをクリックするのだけれど…。

    視聴者はユーチューバーに、顔出しを求めるのでしょうか。わたしがフォローしている日本人ユーチューバーは顔出しをしていません。しっかりと意見を述べているタイプの動画が好きなのですが、日本社会で発言する場合、顔出ししないほうが無難なのかもしれません。ちなみに、海外のユーチューバーは、顔出ししている人の動画ばかり視聴しています。

    もっと英語での動画作りを頑張るか。英語だと顔出しに抵抗がないのですよね。この理由は、言語の特性と文化、それに視聴者。日本人であっても海外の人であっても、英語の動画をあえて見る人は、日本語の動画を見る人とは層が異なる場合が多いと思います。英語圏は自分の意見をしっかり述べることを良しとしているし、英語の動画を見る日本人は日本語では発信されていない異なる意見を求めています。

    でも、英語で動画を作るのはいろいろな意味で大変なのです(過去ブログ参照)。そもそも、日本語に比べて、英語は7分の1くらいのコミュニケーション能力だし。どうしようかなあ。

  • 「賢い人は英語ができない」動画の舞台裏

    わたしはテニスが趣味です。ロンドンではブログに書いているとおり諸事情あり、あまりテニスを楽しめていなくて悲しいのですが、日本では週2回はテニススクールに通い、コーチをつけて練習をするほど、かなりはまっていました。

    そこで、コーチや草大会で対戦した上級の人に「本当に上手いですね」と言うと、「いえいえ、自分なんて全然です」というような反応が返ってきました。最初は謙遜しているのだと思っていましたが、実は本当にそう思っているようです。

    これは、長年テニスをしていて、テニスの難しさを熟知していて、上級者と試合で対戦して負け続けてきた経験があるため、本当に「自分は全然上手くない」と思っているのです。もちろん、初心者と比べたら上手いという自負はあるとは思いますが、自分より上手い人をたくさん見ているため、「自分はまだまだだ」「自分は才能がない」と思っているようです。

    一方、初心者クラスでテニスレッスンを受けている人は、周りも皆初心者だから、少し運動神経が良くて上達が早かったり、良いショットが打てるようになったりすると、自分はテニスができると思ってしまう。

    能力が低い人は、能力が低いから、自分のレベルを正しく評価できない。

    これは、ダニング・クルーガー効果と呼ばれます。認知能力が低かったり論理的に考えることを苦手としていて自分の能力を正しく判断できない場合もありますし、テニスの例のように、技術の未熟さや経験の浅さから自分の能力を正当に評価できない場合もあります。

    プロでもこれは言えますね。今年のウィンブルドンでわたしが応援していたルーネ選手がジョコビッチと対戦したのですが、ストレート負け。負けた後、彼は「今日は自分は陰だと感じた」とインスタに投稿していました(記憶が正しければ)。ルーネ選手は今年のジャパンオープンで錦織選手に勝利しています。プロは、さらなる格上と対戦するので、「自分はまだまだだ」と思ってしまう。そういう適切な認識ができているから、プロはプロなのだと思います。

    動画を編集していて、ダニング・クルーガー効果は英語にもこれが当てはまると思いました。動画内でダニング・クルーガー効果について話せばよかったなと思っているところです。

    翻訳や通訳を仕事にしている人ほど、難しい英文を訳すので、外国語を習得する難しさを知っているはずです。また、バイリンガルの人も知っているように思います。なぜなら、バイリンガルは大概、ふたつの言語のうちひとつがより流暢に話せるからです。流暢に話せる言語は、教育を受けた言語である場合がほとんどです。

    両親が日本人でも、イギリスの学校に通っていたり、インターナショナルスクールに通っていたりしたら、英語の方が上手くなります。わたしは日本で塾講師をしていたときに、インターナショナルスクールに通っている生徒に国語や算数を教えたことがあるのですが、日本語を流暢に話せていても「長方形」や「幕府」なんて言葉を知らないのです。家族との日常会話では使わないですからね。もちろん、英語ではrectangle、shogunateという言葉は知っています。

    話を動画に戻すと、今回のロケ地は西ロンドンのChiswickです。地下鉄からのアクセスが良くなくて、あまり行ったことのないエリアだったのですが、今回まともにお散歩してみました。秋のロンドンは風情がありますね。テムズ川沿いと公園は綺麗でした。ロンドンには緑がたくさんありますね。川沿いには高級住宅地なのか別荘なのか、そんな豪邸が建ち並んでいました。

    進化生物学について話している部分はRunwayのAI動画生成ソフトを使用しているか、アフリカの映像を拾ってきました。自分で撮影した部分とそうでない部分を区別したかったので、上下に黒帯を配置しました。

    動画内で、日本人は自分の意見を言うことに慣れていないと話していますが、昨日はロンドンではデモがありました。デモがあることは知らなかったので、デモの反対側に横断することができず困りました。

    警察も出動しての警備体制。

    前回、わたしが遭遇したのは新パレスチナ派のデモでしたが、こうして一致団結して自分の意見を述べている人たちを見ると、強く印象に残ります。日本では、こういうデモは起こらないでしょうね。

    わたしは、Stop the far rightという言葉を見たので、極右反対のデモだと思っていましたが、これは一部だったようで、実は極右のデモが行われ、さらにそれに反対する極右反対のデモが行われていたようです。それ故、衝突が起こらないように、異様に警察が多かったようです。意見を言わないのも、言い過ぎるのも、どちらも問題があるかもしれません。あと、ハロウィーンが近いこともあり、コスプレをした人たちが街に溢れていました。

    わたしはコスプレなどはせず、日本に住んでいるときからのイギリス人のお友達L氏とおとなしくディナーをしました。L氏はスコットランドに住んでいて、フライトのために1泊だけロンドンに宿泊。ロンドンには何度も来ているので観光はしないと言っていたのですが、MayfairとKing’s Cross周辺を案内したら「ロンドンにこんな場所があったとは」と言っていました。「現地に住んでいる人にお友達がいるっていいでしょう」と、イギリス人に対してはじめて言いました(どやどや)。

    スコットランド、まだ行っていないのだよな。そろそろ行こうかなあ。

  • ロンドンじゃないと海外生活できないかもしれない問題

    最近、うどんにはまっています。うどんは元々好きなのだけれど、最近のうどん好きは異常で、ほぼ毎日うどんを食べています。もちろん、自炊しています。丸亀うどんはロンドンには至る所にありますが、うどん1杯に12ポンドは出したくない。うどん1杯2400円っておかしいです。2回ほど行きましたが、日本の丸亀うどんの方が美味しいです。というか、わたしははなまるうどん派でした。

    うどんは自炊するなら、3人前で4ポンド出せば絶対に買えます。自炊しているといっても、茹でるだけ、もしくはチンするだけですが。ロンドンだからこういう食材が手に入るけれど、他の国だと非常に手に入りづらい。海外生活の難しいところです。

    焼きうどんが好きで、けっこう作っています。野菜たっぷり、お肉たっぷり。いろいろアレンジできるし、かけうどんも煮込みうどんも、冷やしたうどんも美味しい。

    最近、もしかするとお米よりも麺が好きかもしれないと思いはじめました。わたしはふりかけはそれほどかけないので、おかずorメインディッシュが美味しくないと、お米を楽しめないのです。ステーキには絶対にお米で、パンとかマッシュポテトは考えられないけれど、パンやマッシュポテトを単体で楽しめるようには、お米だけでは食べられない。ステーキが美味しくないときは、お米も楽しめない。白米だけで満足できる人もいるようだけれど、わたしは違います。

    少し前に、少々、風邪を引いてしまいました。バイト先や知り合いの日本人のかなり多くが風邪を引いていたので、日本人が免疫を発達させていないウイルスが蔓延していたのかも。

    まあ、それはそうと、その体調を崩したとき、唯一、食べたいと思ったのが、うどんだったんですよね。運良く冷凍うどんを買い込んでいて、先々月に会ったテニスコーチから日本のお土産でうどんスープの素をもらっていたので、うどんばかり食べていました。

    でも、うどんより蕎麦のほうが、麺本来の味としては好きです。でも、お蕎麦だけだと物足りない。お蕎麦に合わせるといったら天ぷらくらい。一日一食生活をしているので、肉とろろ山菜豆腐蕎麦とかじゃないと栄養不足になってしまいます。日本にいたときは、そんな盛りに盛ったお蕎麦を作って食べていたけれど、ロンドンではとろろも山菜も手に入らない。でも、ロンドンじゃなきゃ、お蕎麦やめんつゆが手に入らないかも。

    最近は、冷やし中華にもはまっていました。冷やし中華は、中華街のレストランに行っても売っていない気がします。ナポリタン・スパゲッティがナポリ産ではなく日本食であるように、冷やし中華は中華ではないのだろうか? わたしの探し方が悪い? ああ、ナポリタン・スパゲッティが食べたくなってきた。実はナポリタン・スパゲッティは作ったことがないのです。作ってみようかしら。

    お友達を2人家に招いたときに作ったメニュー。右上は鶏大根、左はリブアイステーキ、右下はキムチの味付けのキュウリ。

    こう思うと、ロンドンだからこそ満足できる海外生活ができている可能性があるのですよね。日本人が多いから、日本食用の食材が手に入る。もし、例えばデンマークとかイタリアとかに住んだら、不満たらたらになっているかもしれない。パスタは好きだけど、蕎麦やうどんや冷やし中華には劣ります。冷たくても温かくても食べられるから年中美味しい。冷製パスタとかイタリアにあるのでしょうか。まあ、イタリアには住みたいとは思いませんが、旅行はもう一回したいなあ。

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