持つべきものは友とは本当

クリスマスイヴ、クリスマスは、中学生以来の元ペンパルO氏と過ごしました。ロンドン郊外の彼女に家に招いてもらい、900年以上の歴史があるというパブでイヴのディナー。

食べたのはラム肉のサンデーロースト。いつでも食べられるけれど、美味しかった。

クリスマスの朝食には、O氏がイングリッシュ・ブレックファストを作ってくれました。何だかんだで人生初のイングリッシュ・ブレックファストです。基本的に旅行では安宿に泊まるので朝食がつかないし、少し良さげなホテルに泊まる場合でも、一日一食生活のわたしは朝食は食べないので、今まで食べたことがなかったのである。

そして、昼はlong walk(長いお散歩、そのままか)に出かけました。

それから、王様のスピーチを聞いて、その後、ディナーを作ってもらいました。クリスマスっぽい料理らしいです。

ヨークシャープリンがなぜ「プリン」と呼ばれるのか知っている人いますか

その後、O氏のお兄様のお宅に移動。プレゼント交換に参加させてもらい、それからScribblishというお絵かきゲームをしました。Pictionaryに似ているけれど、Pictionaryよりも面白かったです。

非常にもてなしてもらった2日間でした。本当に持つべきものは友だと思います。今度は、わたしが日本食でもてなさなくては。優しくされたら優しく「お返ししたくなります」。

たしか、スピーチの中で国王が、聖書の一節 ‘Do to others as you would have them do to you.’ を引用していた気がするけど、まさにこれですよね。日本的には「情けは人のためならず」。でも、聖書ではこの部分はたしか「愛する人に優しくすることはだれでもできる。敵も同様に愛するべきだ」と説いている部分なので、まあちょっと違うといえば違うかしら。

孔子的には「己の欲せざる所は人に施すなかれ」、我が母校・鶴丸高校のスローガンは「For Others」です。エマーソンは ‘Happiness is a perfume you cannot pour on others without getting some on yourself.’ と言っています。

あ、プレゼント交換でもらったひとつは、香水でした。イギリス来るときに、ほぼすべて捨ててきていたので嬉しかった。

まあ、敵でも、隣人でも、友達でも、家族でも、他人に優しくしたり、他人を酷く扱ったりしたら、それがいい意味でも悪い意味でも自分に返ってくるというのが世の中の常ようです。死後に見返りがあるか、現世で見返りがあるかの違いがありますけれど。

とにかく、わたしもお返しがしたいし、もっといろいろな人をお家に呼びたいのだけれど、今のフラットは狭すぎるので、引っ越ししなきゃいけなさそうです。

クリスマスを海外で過ごすのは2回目でした。前回は学生の頃にカナダでした。同じ英語圏だからか(といってもカナダのケベック州だったので、どちらかというとフランス語圏)クリスマスの過ごし方は7割方同じです。

違うのは、国王のスピーチを聞くこと、料理、クリスマスクラッカーくらいです。

クリスマスクラッカーは、中に、ジョークの入った紙、紙製の帽子、子供が喜ぶようなものの3点が入っているものです。

正直、このジョークの面白さが分からないのは、わたしの英語力&英文学の知識が不足しているからなのか。クリスマスキャロルなら、内容知っているのだけれど。

クリスマスイヴ of イヴ(つまり23日)には、日本人のお友達R氏を誘って、教会に行きました。クリスマス・キャロルを聴いてみたかった。礼拝の後は、教会がMince Pieを配ってくれたので、2個食べました。

キリストの形をしたパンを食べはしないのだなあと思いました。まあ、礼拝の種類・日時にもよるのかしら。

右がMince Pie。左はジンジャー風のテイストのノンアルコールの何か。名前忘れました。赤ワインではありません。

これだけ大量のパイを教会は無料で配っているのですが、財源はどこなのだろう。国から援助を受けているのかしら。

久々に楽しいクリスマスでした。去年、どう過ごしたのか本当に覚えていない。正直、毎年退屈なんですよね、こういうホリデーシーズン。旅行や帰省は高いので値段に見合うとは思えないし、街は人で溢れているし。

GWよりも、年末年始のほうが嫌ですね。高いにもかかわらず帰省する人も多いし、家族と過ごすイベントなので、遊んでくれるお友達も少なくなる。なので退屈すぎて、人が多くて街にも行きたくなくて、というのがわたしのお正月です。

今年、お正月をどうするかは、まだ検討中です。いくつかオプションがあるので。

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